グルメ漫画いろいろ

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food_okosama_lunchグルメ番組のこれやめろとか書いていますが、テレビのグルメ番組やドラマを見るのは大好きです。情報収集にもなりますけど、美味しそうな食べ物を見るのはやっぱり楽しいし、よだれがでます。

同じようにグルメ漫画も大好きです。なかにはグヘぇってやつもありますけど。美味しそうな料理を美味しそうに描ける漫画家さんって尊敬しちゃいます。

今回は僕が好きなグルメ漫画を紹介してみたいと思います。

包丁人味平

初めて読んだグルメ漫画です。たしかまだ小学生の頃。

味平の最初の修行先であるキッチンブルドッグのランチがおいしそうで、あれが洋食屋好きになるきっかけだったと思います。

第1巻の冒頭で味平のお父さんが活き鯛の身を下ろして、頭と背骨と尻尾だけになった鯛を水槽に入れると泳ぎだすというのシーンがあります。子供の頃は「すげー!板前すげー!」って思いましたが、中学生くらいになった頃には「んなわけねーよ!」とバカにしていたのですが、実際にできることを最近知りました。

知り合いの板前さんがフグで実際にやったことがあるそうで、特殊技術ってわけではないそうです。ただしその板前さんがやった時には水槽を汚したということで親方からこっぴどく叱られたそうです。

クッキングパパ

クッキングパパは1985年に連載が開始して今でも連載されているバケモンです。コミックスは2016年4月に発売される最新刊で136巻を数えます。

プロの料理人ではなく、サラリーマンのお父さんが作る料理。といっても荒岩課長の料理の腕はプロレベルです。
料理ばっかりやってるからいつまでたっても出世しないし・・・

外食より内食がメインで、調理過程の描写では一般家庭にある調理器具が使われることが多く、自分で料理を作ることに目覚めた少年時代には参考にしていました。

包丁人味平も後述する美味しんぼも何かと料理勝負!って流れですが、そういうのがないのも好きなところです。

美味しんぼ

言わずと知れた美味しんぼです。

グルメ漫画の大ヒット作品。クッキングパパ同様1983年の連載開始からいまだに続いているバケモンです。

連載開始当初はこれが読みたくてビッグコミックスピリッツを買っていたと言っても過言ではありませんでした。大学生だった僕にとって、毎日会社のソファで昼寝して会社の金で高級な料理を食いまくり、出張しまくれるって新聞社ってなんていいとこなんだろうって思いましたが、現実は厳しいですよね・・・

美味しんぼではかなりディープな食品知識やそこまでやるやつはいねーよってくらいの手間をかけた料理での料理勝負が魅力だったのですが、途中から変な空気になってきちゃいましたね。あれ以来読むのをやめてしまいましたが、未だに根強い人気があるのは事実です。

味いちもんめ

1987年に連載開始し、単行本も32巻まで刊行していましたが、1999年に原作者のあべ善太さんが急逝されたことで未完のまま終了してしまいました。

僕はドラマから入り、原作の「味いちもんめ」を全巻買って読みました。ヤフオクとかなかったので、全部新刊で買いました(当たり前ですが)。当時の僕には結構な出費でしたが、次を読まずにいられない漫画でした。

「味いちもんめ」は33巻までで終わるのですが、その後「新・味いちもんめ」として連載が再開され、「味いちもんめ・独立編」を経て、現在は「味いちもんめ~にっぽん食紀行~」が連載されています。

主人公の伊橋悟の成長期です。料理もさることながら、日本料理の現場ってこういうもんなんだと教えてもらいました。
追い回しって呼び名を覚えたのもこの漫画でした。

駅弁ひとり旅

弁当屋の親父が奥さんに寝台特急の切符(それもA個室寝台!)をもらって日本一周しながら駅弁食ったり、食堂車で飯食ったりする漫画。

こんないい奥さん、僕もひとり欲しいです。寝台特急使うのは良いとしてもA個室寝台とか贅沢すぎです。おっさんがひとりで旅行なんだからB寝台で十分です。

この漫画、2005年に連載開始して、日本一周が終わったのが2011年。6年間も店を空けてたのかと思いきや漫画のなかでは100日くらいしか時間が経ってません。アストロ球団かよ・・・

駅弁好きにはたまらない内容です。それと今はなき食堂車での食事というのも経験がある人には懐かしいものです。若いころに社長のおともで大阪出張した帰りの新幹線で新大阪から新横浜までずーっと社長とふたりで食堂車で呑んだくれたのはいい思い出です。

大使閣下の料理人

モーニングは好きな漫画がいろいろ載っていたので、ずっと買っていました。そこで連載されてコミックスも買っちゃった漫画です。

フランス料理、ベトナム料理、中華料理・・・etc.様々な料理が登場します。また料理もさることながら、大使館での外交の駆け引きなど面白い場面がたくさんあって飽きませんでした。実際に起きた外交の事案が登場するのも良かったですね。

最初の方で出てくる屋台のフォーがすっごくうまそうで一時アジア料理にハマってしまったくらいです。
それと倉木大使が好々爺な顔して、とんでもないドSっぷりを見せてくれるのが大好きでした。

昨年テレビドラマにもなりましたが、よかったのは西田敏行さんの倉木大使だけ。ミンさん役でゴーリキーが出てきた瞬間、「この野郎、ビブリアに懲りずにまたやりやがった!」とテレビにグラスを投げつけたい衝動に駆られました。

ミンさんは黒髪ロングだろうが!(激おこ

孤独のグルメ

超有名グルメ漫画「孤独のグルメ」です。内容は・・・松重さんのドラマ見てください。

僕もご多分に漏れずドラマ「孤独のグルメSeason1」から入った口です。最初はターゲットに入っておらず、まわりから面白いと聞いて初めて見たのが第8話。

そうですあの焼肉つるやの回です。翌日昼から焼肉食いに行きました。まさに飯テロです。

コミックスの方は1997年に刊行されていて、Season1放映の頃には廃刊になってました。ヤフオクで手に入れました。今は復刻しています。また2015年9月に第2巻が刊行されています。大遠投で日の目を見ていなかった続きを見ることができました。

ドラマのおかげでちまたでは孤独のグルメごっこが流行ったくらいですが、原作の井之頭五郎さんはドラマの松重五郎さんのようにとんでもない金額の昼飯というのはほとんどしていません。

1巻第4話でうな丼を食べていますが、現在のようなインフレ価格ではなく、1杯750円。一番高かったのは1巻9話の江ノ島丼とサザエのつぼ焼きで2180円じゃないでしょうか。

それと五郎さんのスーツの丈がチェスターコート並に長いのがすっごく気になります。

ワカコ酒

孤独のグルメの井之頭五郎さんは下戸で酒を一滴も飲みませんが、こちらの村崎ワカコさんは正真正銘の飲兵衛です。

この漫画もテレビドラマから入りました。コミックゼノンなんて本屋で見たこともありませんでした。

OLのワカコさんは仕事のストレス解消やらなんかのお祝いやらにかこつけたり、単純に飲みたいとストレートな理由から夜な夜な飲み屋ののれんをくぐり、おいしい料理を肴にお酒を楽しむ。原作はそれだけのお話しです。

五郎さんのまさにメシを食うというのも好きですが、ワカコさんの好きな酒を好きに呑むというのも大好きです。

ドラマは瓦割りで一世を風靡した?武田梨奈さんがワカコ役をやっています。最初はぎこちなかったのと、ドラマ自体演出がのっぺりしていたのですが、Season2からは武田さんの固さが取れただけではなく、演出も原作を無視する独自路線に方針変更して俄然面白くなっています。

なおドラマと別に5分アニメも放映されました。こちらは沢城みゆきさんがワカコの声を当てていて、個人的にはこちらの方が原作よりで好きです。

ラーメン大好き小泉さん

女子高生が有名ラーメン店のラーメンを食う。それもガツガツと。

これもテレビドラマから逆流です。原作よりもドラマの方が面白いのにあまりの低予算だったためか、4話しか作らず、放映してみたら反響が大きくて、正月に深夜とはいえ長尺ぶち込んじゃったという珍しいパターンです。

主人公よりも準主役の大澤悠役の美山加恋ちゃんの劣化っぷりが話題でした。

ラーメン漫画はたくさんありますが、絵が今風です。店も知る人ぞ知る店ではなく、メディアで露出しまくってるような有名店ばかりです。

主人公の小泉さんがけっこう立派なうんちく言います。でもこれもメディアで言い古されているものがほとんどで、まあ絵がかわいい肩のコラないグルメ漫画という位置づけです、

何が面白いのかわからないのに新刊が出ると買ってしまってます。

胃弱メシ

この漫画、最初は番外編にして、「これやっちゃ反則だろー」って書こうと思っていました。

というのも、最初に見たのがコレだったので。

【胃弱メシ】第十六弱「冬に食べたい! 三ノ輪の桜鍋編」

ぐるなびに寄稿しているエピソードだったようなのですが、店の外観や料理を描かずに写真にしているのです。

原作の方は違いました。全部手書きです。

胃弱の人でもお腹にダメージが少ない外食というのがテーマです。僕は胃弱ではないのですが、消化が速すぎる体質のようで、食べたらすぐにお腹がきゅるるーってします。いままでに食べても大丈夫だったのは白粥くらいです。

胃弱の人は大変です。外食の料理は塩分や油が多く、それだけでも刺激が強いのです。いつも手弁当というわけにはいかないでしょうから。

でも馬刺し食って、桜鍋食って胃弱はないような・・・