今年の2回目はビシアジ

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IMG_1339そもそも今年の釣り初めはビシアジの予定だったのですが、1月7日の暴発的釣り初めのせいで今年2回目の釣行がビシアジになりました。

初めてやった船釣りがブリの落とし込みというのは異常なのだと思います。まずはビシアジどころかLTアジあたりから始める人が多いようですね。僕の場合はまだLTアジをやったことがありません。ビシアジも今回が初めてです。

いつも乗せてもらっている海成丸さんは1月17日からビシアジが始まっています。茅ヶ崎港から出る釣り船は相模湾に行きます。すぐちかくですが、金沢八景から出る船は東京湾に行くそうです。地図を見るとよくわかりますがこの辺が漁場の境目なのですね。

ビシアジは天秤にビシというコマセを入れるオモリ付きのカゴを付け、天秤の先端から仕掛けを垂らして、ビシのコマセをタナに撒いて、針の餌にアジを誘う釣り(だそう)です。相模湾は水深が深く、アジのいるタナも深くなります。また相模湾は東京湾よりも太平洋の潮流の影響を受けるのだそうです。そのため、潮の流れが早くなり仕掛けが流されるために使うオモリも重いものになるのだそうです。

はじめてのビシアジ

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1月25日が僕のビシアジデビューの日だったのですが、数日前まで気温はこの冬のほぼ底、海上の風はかなりの強風、それに伴って波もかなりの荒れ模様の予報でした。釣り納めをやった去年の12月30日のとんでもない波をまた経験することになりそうで行く前から心が折れそうでした。それが前日から急に風波ともに静かな予報に変わってくれました。でも気温は半端ない寒さを覚悟する必要がありました。
そこで前回よりもフリース上下+ネックウォーマー・毛糸の帽子を追加し、さらにホカロンを腹・腰・両内腿・足先に装備のもうスーパーバルキリー状態にして臨みました。

IMG_1341さて当日は予想通りの極寒。風がないことだけが救いでした。重装備のおかげで寒さはなんとか凌げました。日が昇ると富士山がすごくきれいに見えました。前々日の雪と風、猛烈な寒さで空気が澄んでいるせいですね。

7時少し前に出港した船は20分ほどで港に近いポイントに到着。船長からタナは底から3m~5m、水深は130mのアナウンスがあり、釣りが始まりました。ビシアジに限らず、良い釣果を出すには1にも2にもタナにしっかり合わせることと師匠からも言われていましたので、最初はまず底までしっかり落とすことと考えて、仕掛けを落としていくのですが、どんどんラインが斜めに流れていきます。PEラインの色で何メートル落ちたか数えていたのですが、途中でいきなりオモリの感覚がなくなり、どうしたのかと巻き上げてもまだオモリを感じられず、戻していくといきなり隣の方とお祭り。このあと連続でお祭りしてしまい、もう何がなんだかわからなくなってしまいました。

船長ってやっぱスゴイ

仕掛けを落としてもラインが斜めに流れるとお祭りが怖くなってしまいます。もうPEラインの色を追うこともできず、電動リールのカウンターを見ると指示された水深より100m近くラインが出ている。コマセを撒くとかよりも不安ですぐに巻き戻すの繰り返しになって気が付くと数時間経っていました。その間周りの方はどんどんアジを釣っておられる。

正直心が折れかけました。もうイイヤって気分になり始めました。

IMG_1343その時、船長が声をかけてくれました。というか無言で僕の竿をよこせとゼスチャーして、竿を渡すと即効で「タナまでぜんぜん行ってない!」とお叱りを受けました。その後底までの落とし方、タナまでの合わせ方、コマセの撒き方、アジの誘い方を懇切丁寧に教えていただきました。

教えていただいた途端、アジを5連続ゲット!
正確には7回ヒットして、2回水面近くでバラしての5回ゲットです。

海成丸さんにはこれまでブリの落とし込みで3回も乗せていただいて、そのたびにタナを合わせるのはPEラインの色、リールのカウンターは一切見るな、少しくらいラインが流れてもゆっくり下ろせば真下に戻ると教えられていたことをやっと思い出しました。

教訓1:船長の言うとおりにしなければ絶対釣れない。

教訓2:船長に言われたことは忘れるな。

海成丸の船長さん、こんなダメ生徒に何度も教えてくださって、ありがとうございます。次のビシアジでは言われたことを忘れずにスタートダッシュします。

なおこの後はぱったり釣れなくなりました。タナがシビアになったようです。他の上級者のみなさんはムツの仕掛けに切り替えて黒ムツをバンバン上げていたようですが。
ともあれ、初めてのビシアジは30cmクラスのアジが5本の釣果でした。過去3回の釣行では目的の魚がまったく釣れなかったことを考えれば、大きな進歩です(初心者がブリというのが暴挙だったとも言えますが)。

いやぁおみやげがあるって、ほんとにいいものですね

IMG_1277今回、新装備としてクーラーボックスを持参していました。師匠は50リットルの3面真空のをいつも持ってきています。一緒に行っている仲間も35リットルの6面真空の超高級クーラーです。僕の場合はまず大した釣果は期待できないのですが、そろそろ1人でも行ってみようかと思っていて、師匠に相談して一緒にいつものつり具屋さんに行ってもらい、25リットルのクーラーボックスを買ったのです。初春セールをまだやっていて、40%オフになっていたので、3面真空の高級クーラーボックスを買ってしまいました。今回坊主だったら、かなり落ち込んでいたところでしたが、クーラーの底が見えないくらいには魚が入った状態で帰れました。

自宅に帰って、クーラーボックスを開けると朝5時に海成丸さんでもらった氷の塊はほぼそのままの状態で残っていました。さすがは3面真空!噂によると氷の量によってはペットボトルの飲み物が凍ってしまうそうです。クーラーの中には氷だけでなく、海水も入れてありました。これは最初のアジを釣った時に師匠から冷凍締めをするために教えてもらいました。たしかに手が痛くなるほど中の海水は冷たい状態でした。

IMG_1352アジは死後硬直が始まってから12時間くらいそのままにしておいたほうが美味しくなるそうなので、サバだけ捌きました。
サバは足が早いので、ウロコを取って、3枚に下ろして冷凍にしました。
この日料理しなかったのはいつもの飲み屋さんで反省会、いや祝勝会があったからです。今回は飲み屋さんの店長も一緒だったので抜けるわけにはいきません。結局日付が変わるまで飲んでしまいました。

翌日お昼頃に再度クーラーボックスを開けると氷の塊はほとんど溶けていません。中は自宅の冷蔵庫の冷凍庫よりも冷たいくらい。

恐るべし3面真空。

アジは最初の予定ではアジフライ用と刺身用にするつもりでしたが、途中で気が変わって全部刺身用の3枚下ろしにしてしまいました。たたきとなめろうにして食べましたが、半端無く美味くて、酒は進むはご飯は進むわ。翌日の朝も残ったなめろうで海鮮TKGしてしまうわでした。

さて次は来週かな?いや今週かな?

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