初心者が沖釣りで用意しておいた方がいい道具

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釣りに行くときに持っていく道具は何かと聞かれたら、どういうものがあるでしょう。僕が遊漁船で釣りをするときに持っていくものは以下のものです。

  • クーラーボックス
  • 釣りウェア
  • 手袋
  • 長靴
  • 仕掛け
  • ハサミ・ナイフ・ラジオペンチ
  • 雑巾・手ぬぐい
  • ビニール袋
  • 酔い止め薬
  • 弁当・飲み物
  • 使い捨てカイロ
  • 上記手袋以降を入れるもの

クーラーボックス

クーラーボックスは無ければないでもなんとかなります。釣れなければ、基本的に必要ないです。でも飲み物とか弁当とか生き餌とか傷みやすいもの。特に夏はそれを入れるためにも必要です。船宿さんによっては船の上で使うクーラーボックスを貸してくれるところもあります。もちろん船を降りたら返します。釣れた魚を持ち帰る際には発泡スチロールの簡易ボックスやトロ箱買うこともできます(氷もくれます)。船宿さんに確認してください。

これからもやりたいなと思ったら、竿とかリールとかよりも先にクーラーボックスを買うべきです。沖釣りでは30センチ前後の魚はよく釣れます。すくなくともこのサイズが入るものを買うべきです。最近では昔からある高さと奥行きのあるタイプ以外に横に長いタイプのクーラーボックスがあります。沖釣りで使うなら断然こちらのタイプを選ぶべきです。大きさはいろいろありますが、デカアジ5・6本で12リットルのサイズはいっぱいになります。

釣りウェア

安いレインウェアでも十分やれます。でも簡易のテロテロなビニール製はやめたほうがいいです。せめて自転車でたまーに使うくらいの2000円くらいのがあれば十分です。

ただし冬場をやるなら、かなりしっかりしたのが必要です。

手袋

釣り道具屋に行けば、安いのは800円くらいから売ってます。軍手はダメです。釣り針が引っかかるからです。
園芸用のゴム引きもいいですが、つり具屋で売ってる指先が切れてる安いのはあったほうがいいです。釣り針や魚のヒレや棘でけっこう手に傷ができます。手袋があるとそれがかなり防げます。

長靴

最近の遊漁船は船べりの下に海水を汲み上げて釣り客の足元のバケツに海水を供給するようになっています。バケツを置いて各自用の生簀にするのですが、水が流れっぱなしです。そのため甲板は水浸しです。夏の盛りならビーサンでもいいですが、デッキシューズとかは問題外です。防水の長靴が必要です。

冬場でなければ、ホームセンターで売っているゴム長靴で十分です。

ハサミ・ナイフ・ラジオペンチ

ナイフは無くてもいいです。ハサミはいろいろと使えます。新たに買わなくても、台所にある調理ハサミで大丈夫です(あとで洗う必要はありますが)。ラジオペンチはなければ釣具屋でやすければ100円で買えます。これも持って行った方がいいです。

ハサミは餌を切ったり、糸を切ったりと使う場面がたくさんあります。釣り道具ではいわゆる糸切りハサミ型が多くありますが、あれは使い物になりません。普通のハサミ型が断然使いやすいです。釣り専用のものは海水にさらされても錆びにくいように全部の部品をステンレスにしたり、PEラインという太い釣り糸やワイヤーを切ることもできるように作ったりしていますが、PEラインやワイヤーを切ることはほとんどありません。むしろ餌の魚の切り身やアオイソメを切るために使います。

ラジオペンチは魚から針を外すときに重宝します。釣った魚は針を飲み込んでしまっていることもありますから先の細いラジオペンチで喉に入った針を掴んでグリッと出す時に使いますし、口の固いところに貫通した針を取るときにも重宝します。

ナイフは釣った魚を餌にするために捌いたりする以外には使いません。

雑巾・手ぬぐい

最低でも3枚持ってくるべきです。

1枚は自分の手を拭くためのもの、2枚目は魚をつかむ時につかうもの、3枚目は予備。

船のうえでは餌を針につけたり、コマセをかごに詰めたり、魚を触ったりとけっこう手が汚れます。船のなかは常に海水が汲み上げられて、流されていますが、海水です。真水ではありません。しょっちゅう手を拭うようになります。このための手拭が必要です(汗拭きで顔を拭うのとは別にしておいた方が身のためです)。また魚をつかむときに直接触るのはあまりおすすめしません。ヒレに毒がある魚はもってのほかですが、他の魚のヒレも結構鋭いです。またアジなどはゼイゴで手を切ることもありますし、イワシは触っただけで手がウロコだらけになります。

魚は素手で掴まずに雑巾や手ぬぐい越しで掴んだ方が良いです。魚はさみのような道具もありますが、僕もうまく使えません。もっぱら手ぬぐいです。

なお魚をつかむのに使った手ぬぐいは洗濯機にかけて再利用はしないほうがいいです。捨てていい手ぬぐいや雑巾がいいです。

ビニール袋

コンビニ袋と45リットルとかの家庭用のゴミ捨て袋を用意することをおすすめします。

コンビニ袋は船内で出たゴミを入れる袋として使います。船内にはあっちこっちに取っ手やリングがついています。そこにコンビニ袋の持つところをしばりつけて使います。船の上は風がない日でもビニール袋や空き缶が吹っ飛ぶくらいの風が吹きます。しっかりしばりつけて使いましょう。

45リットル袋は濡れてほしくないものを入れておくのに使います。天気がよくても波しぶきは飛んできます。船は風と波の揺れにずっと晒されていますので、自分で大丈夫と思って置いた服や荷物が気が付くと床に転げ落ちてビショビショとかよくあります。濡れてほしくないものは大きいビニール袋に入れてしっかり口を縛っておくほうが良いです。

キャビンにほっぽり込んでおくという方法もありますが、どの船でも許してもらえるとは限りません。

酔い止め薬

自分は冬のベーリング海でも絶対に酔わないと断言できる方は必要ありません。

少しでも不安があるなら用意しておくべきです。ポイントは前日夜の食後に1錠飲んでおき、当日出港の1時間前くらいにまた1錠飲むことです。

これまでの経験でこれで酔った人を僕はみたことがありません。アネロンかトラベルミンの成人用がおすすめです。

弁当・飲み物

当然ですが、海上にコンビニはありません。船に乗る前に用意しておく必要があります。

1日船の場合、早朝に出港、帰りは14時~15時頃です。朝食と昼食が必要です。
半日船でも午前なら朝食・午後なら昼食は用意しておく方がいいと思います。

出港前に食べておくという手もありますが、船の上ではそれなりにお腹がすくものです。食事をする暇もないくらいの爆釣というのが理想ですが・・・

なにより海の上で食べるご飯は美味しいですよ。最近の遊漁船では電子レンジや湯沸かしポットがあったりしますので、レンチンできるものやカップ麺を持っていくということもできる場合があります。そういう設備があるかどうかは乗る船の船宿さんに確認してください。

飲み物はお好きなものをどうぞと言いたいところですが、水は飲む分と別に1リットル以上持って行ってください。前述したとおり、船上では海水しかありません。怪我をしてしまったり、手が汚れて荒れてしまったときには海水では無く真水で洗うためにも持って行ってください。
特に夏場は熱中症対策にも必要ですので多めに用意してください。

飲む方に関してはお好きなモノを用意すればよいと思います。僕はかならずスポーツドリンクとお茶のペットボトルを用意しています。

なおアルコールについては船によっては禁止になっている場合もありますので、事前に確認を取ったほうが良いです。

使い捨てカイロ

遊漁船の集合時間は地域によって多少違いますが、1日船や午前船では早朝になります。出港時間も5:30~7:00頃になりますが、船には出港の30分くらい前です。

秋から春先にかけてはちょうどこの時間が夜明け頃になり、1日のなかで一番寒い時間です。乗船して釣り場まで暖房の効いたキャビンに入ることもありますが、これは超レアケースです。乗船して、自分の着座位置に着いたら、つり具の準備をして、釣り場まで吹きさらしです。

まず足から寒さが入ってきます。それがだんだん体を登ってくる感じになります。冬場用のウェアを着ていてもかなり寒くなります。特に足先と腰まわり。

そこで何か暖をとるものが必要になります。発熱する靴下とかいろいろありますが、一番効果があるのは使い捨てのカイロです。腰は普通の四角い貼るカイロがいいですが、足先は足先専用のものがあるのでこれを使うと良いです。

靴下に貼るタイプと靴の中底に貼るタイプがありますが、僕は靴に貼るタイプを使っています。

上記手袋以降を入れるもの

いろいろと持ち物がありますので、それをまとめて入れておくものが必要になります。

船に乗るまでには船宿で一度荷物を下ろし、(船宿によっては)荷物を軽トラック等に載せて運んでもらい、埠頭で荷物を船に載せる必要があります。

また帰りは釣りが終わったあと港に向かう船で荷物をまとめて、埠頭で船から荷物を下ろして、場合によってはそこで解散して、荷物を自分の車まで運ぶといった流れになります。

荷物をバラバラにしておいたら収集がつかないのはお分かりになると思います。

船に乗る時は竿・クーラーボックス・それ以外の荷物をまとめた1個くらいにしておく必要があります。

どんな入れ物でもいいのですが、船の上は揺れて荷物が転がりやすく、またビショビショになります。それを踏まえた入れ物がいいと思います。

僕の場合は釣りの時にコマセを入れるバッカンという入れ物の36リットルのものを使っています。これですとひととおりのものが入って、さらに冬場で何枚も着込んでいる衣服を脱いでもそこに入れておくことができます。
安いものなら2000円から3000円程度で手に入ります。他の利用方法もいろいろありますので、釣り以外で使えないものではありません。

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